【感想】Unnamed Memory -after the end- I
喪失は、それがいつか贖われると信じられるのなら、痛みをもたらさないでいられるだろうか。
『Unnamed Memory -after the end- I』
著:古宮九時 イラスト:chibi
の感想です。
やはり作品の性質もあって、あまりネタバレネタバレした感想をTwitterにあげたくないわけです。「感想ツイート何件か見かけるしアンメモ面白そうだな」と手に取る未来の読者の可能性を考慮すると。
しかし! それ以上に! 内容に触れて語りたい!!!!!
ということで久々のブログです。未読の方は、ぜひ作品を読んでまた来てください。アンメモ面白いよ。
- この世界より密やかに始まりを告げよ
- 焼き付いた影
- 狂い刃
- 双頭の蛇
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このラノ2022、何に投票したかの話。
『このライトノベルがすごい2022』投票期間が終了しましたね。
ということで、投票作について語るならば今か発売後かということになるのでしょうが、今語りたいこと語っておきます!
昨年は、発売後にこのラノを片手に話すツイキャスなんかもしましたが、今年の11月はそんな時間が取れないと思うので……。
昨年に続き協力者として投票させていただいたのですが、新作に限って投票するなどはしていません。
Web票で上位に入らなさそうな、それでいて「すごい」作品に投票するというのも協力者の役割ではあるでしょうが、全員がそれをするというのも違うと思いますし、なら変に拘らず、それはより熟練のラノベ読み様方に任せようということで。
作品・シリーズランキング
1位 『春夏秋冬代行者』
著:暁佳奈 イラスト:スオウ
↑過去の自分も「このラノ2022新作1位はこの作品になるべきだと思うし、この作品になると思う。」と言っています。
それどころか、Twitterを眺めている所感だと、新作1位どころか総合1位になるのではという気さえしますね。
実際、それにたる面白さ。未読の方はおすすめです。今読んでおけば、「このラノ1位のあれね、うんうん。まあ?1位になるだろうなって俺は分かってたけど」と通ぶって言えるかも。←
2位 『Babel』
著:古宮九時 イラスト:森沢晴行
4巻、良い完結だった……。
完結済みの作品よりもほかの作品を応援すべきでは?のような意見もあるかもしれないけれど、有体に言ってしまえば知ったことではないです。今年読んだ「すごい」作品を純粋に選びました。面白かったので選びました。
同じく古宮先生の『Unnamed Memory』も、今回投票はしていませんがおすすめ。面白さは保証できます。
3位 『筺底のエルピス』
すごい作品ですよ……。もし4巻が刊行された年のこのラノに参加していたら、間違いなく1位に入れたと思う。
今年の対象期間内の刊行は7巻のみだけれど、投票の5作品に選ぶのに十二分な面白さです。どんどんスケールが大きくなってきたんですが、なし崩し的にそうなっているんじゃなくて、計画されたインフレなんですよね。すごいの一言に尽きる。
4位 『美少女と距離を置く方法』
著:丸深まろやか イラスト:シソ
読んだ母数が少ないという話もあるけれど、今年のNo.1ラブコメ。
とにかく良い距離感、良い空気感で、好みの作品なのだが、2巻で打ち切りになってしまったのは残念でならない……。打ち切りと入って中途半端な終わり方をしているわけでもないので、皆々様もぜひ読みましょう。
こういうラブコメがしたい!ランキング歴代1位です。
5位 『プロペラオペラ』
著:犬村小六 イラスト:霧崎一生
面白いし、すごい作品です。
しかし、実をいうと……この作品には投票したくない理由がありました。
というのも、ご存じない方には伝わらないかもですがが、今年のこのラノで1位になったら、ガガガの編集長さんの尻にタトゥーを入れる云々といった話があるんですよ。
面白い話なんですが、ですがですよ。これを投票する理由にする気は全く微塵もほんの1ミリもないので、タトゥー云々に協力しようというノリで投票したと勘違いされたくない、という。
でも、それを理由に投票しないのはもっと違うと思いますし投票しました。間違いなく「すごい」作品だったので。
キャラクター 女性部門
1位 ミレディ・ライセン
『ありふれた職業で世界最強 零』より
本編のみ読んでいる人はウザい女とだけ思うかもしれないけれど、そうじゃない。ウザくて可愛くて、何より、格好いい。
『ありふれた職業で世界最強 零』は正直投票するか迷いました。10作品選べれば……。
2位 美東美織
『「青春ブタ野郎」シリーズ』より
全ラノベの中で、殊会話に関しては、美東美織と梓川咲太の会話が一番好きです。
3位 水瀬雫
『Babel』より
最近Babel読み返してるんですが、やっぱり雫のメンタリティとてもいい。
4巻とか本当に尊い(原義的な意味で)。
キャラクター 男性部門
1位 比企谷八幡
『俺の青春ラブコメはまちがっている。』より
結局、比企谷八幡が好き。ヒロインを好きになるのがラノベかもしれないが、あらゆるキャラクターの中で一番好き。
2位 ユリウス・ユークリウス
『Re:ゼロから始める異世界生活』より
25巻ですよ。読みました?
こう誇り高い騎士が、格好良くないわけがないし、好きじゃないわけがない。
3位 ベル・クラネル
『ダンジョンに出会いを求めるのはまちがっているだろうか』より
好きな主人公ランキングNo.2
比企谷八幡、ベル・クラネルの後には越えがたい壁が立ちふさがっていますね、個人的には。
イラストレーター部門
1位 Hiten
『三角の距離は限りないゼロ』は初めて表紙買いした作品。
来月、初個展だそうですね。行きたい(行けない)。
2位 るろあ
『楽園殺し』のイラスト(特に1,2巻に分割されていないもの)見てくださいよ。
#オリジナル 楽園殺し - ろるあ/Roluaのイラスト - pixiv
最高でしょう。
3位 LAM
『魔女と猟犬』の表紙、美麗かつ迫力がありますよね。
『魔女と猟犬』も上の『楽園殺し』も投票するか迷った作品です。10作選べれば……。
以上、語りたいことはおおよそ語りました。
このラノ2022発売が待ち遠しいですね。
それではまた。
アニメ『無職転生』5~8話【リアルタイム感想ツイート群風感想】
前回、1~4話の感想はこちらです。
再び「リアルタイム感想ツイート群」とは何ぞやという話をしますと(以下前回のコピペ)、Twitterで原作者や視聴者がアニメ放送と並行してよく実況・感想をつぶやいているあれです。造語です、多分。今回、2周目の視聴と同時にあれをする気分で、書いてみました。(この前書きはまだ違いますよ)
つまり、ブログ記事でありながら、まとまった文章ではなくツイートの気分くらいで書いて、そして読んでもらおうという試みです。
第5話 お嬢様と暴力
・手紙の文字、筆記体のアルファベットみたいな雰囲気するけど違うんだよな。1話の転生直後は日本語吹き替えされてない異世界の言語だったし。文法が英語と同じで文字だけ対応させてるとかだったら覚えたいけどどうなんだろう。
・「ふむ、その手紙はゼニスに送っておけ」「了解」ここ好き。このくらいの下世話な話は他人に勧めづらくならない程度で良い。他はどうにかならなかったのだろうか、やはり気持ち悪くてこその無職転生なのだろうか。
・一瞬のカットだけれど、洗濯物をつるしてある街並み、狂おしく好き。舞台が変わったワクワク感。
・フィリップ登場の瞬間の音楽、ラダトーム城にしか聴こえない。ラダトーム城の譜面曰くミレミドミシミラってフレーズ。
・苛烈、乱暴。度、超えてない?
・自作自演でというのはご都合主義的になってしまいそうなところを、「自作自演……え?」ってさせてくる展開巧い。
・この状況下の「習っていればできましたねぇ」「得意な暴力であいつらを倒せばいいじゃないですか」は相当イイ性格してるけど、懲りないエリスも大概なんだよな。
・分け前をくれること、アスラ金貨100枚は魔法大学10人分より高いことの真偽は怪しい(特に前者)が、後者が真実だとするとパウロは入学金出せたけど2人のために出さない良い判断をしたのかなと一瞬思ったけれど、単純に身分的にエリスが高いだけか。
・初の生死を分かつ戦闘の描写だけれど、ルディもギレーヌもハチャメチャに格好いい。
・耳をふさいでいるルディにリンクして、くぐもった音になっている演出良い。
・「特別に『エリス』って呼ぶことを許してあげるわ。特別なんだからね」の件、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破でも見たな。
他作と比べるのは良くないかもしれないけれど、丁度昨日見たばかりで我慢できなかった。許せ。
第6話 ロアの休日
・「エリスに魔術を教えてくださいにゃん」は正直めちゃくちゃ好き。露骨なのになぜ見るに堪えないと感じないのか? その謎を解明すべく我々はアマゾンの奥地へと向かった。
・もともとテーブルクロスは汚れた手や口を拭うためのものだそうで、やっぱり芸が細かい。
・8+5=13を教える上で(5+3)+5=(5+5)+3=13をさせるのか。
・気持ち悪さ込みでも無職転生という作品は大好きだけれど、干し草の上で眠るエリスに手を出すこのシーンは、ただただライン越えだと思うんだ。しかも割と長い。
・苛烈、狂暴で悪印象もあったエリスだけど、すっかり好きになってしまった。
・「何よその文字、読めないじゃないの」「メモだから僕が読めればいいんですよ」というフリでさては日本語だな?と思わせて、後でしっかり答え合わせ合わせしてくれるの好き。
・剣王ギレーヌを金貨2枚で雇えるあたり、アスラ金貨は魔術大学に10人分より高い話は本当だったんだろうな。
・「知っているのか雷電」調べたら『魁‼男塾』ネタらしいが拾えないどころか全く知らなかった……。こういうのポンポン拾える人尊敬する。
・「あれ? この話、どっかで聞いたような。(中略)ああ、そうだ。家にあった本だ」2周目を見るにあたって伏線あったのかと注意して見たのだけれど、1話で本当にパウロがペルギウスについての物語を読み聞かせているシーンがある。ルディの脳内セリフの裏で、印象に残りづらいけれど。
第7話 努力の先にあるもの
・エリスの心身の成長に続いて、ルディが意気揚々とロキシーへの手紙を書ける様子見てると、なんだかうれしくなっちゃうな。
・獣人の尻尾好き話、分かるよ。6話でエリスたち家族の食事を見ているときのギレーヌの尻尾を見てそう思っていた。
・「なんでもはできませんよ……」のシーン本当に好き。このセリフの瞬間、エリスの口元が緩むんですよ! 大方無意識だろうけど、パウロの「女ってのはなあ、男の強い部分も好きだが、弱い部分も好きなんだ。(中略)だから弱い部分を見せてやるんだ。(中略)お前の悩みをシルフィエットの前であからさまに表すんだ。」をエリスに対してやってるんですよ! ハチャメチャに巧くないか?
・「いつか後悔するんだ。あの時頑張ってればって」こういう気持ちすぐ薄らいじゃうから定期的に見たい。
・魔人語、なんとなくハングルのかほりがする見た目。
・うまく踊れなかったエリスを見かねて立場を無視して動くみたいなこれ、王道だけどやっぱり好き。
ドヤ顔然としたドヤ顔のエリスの笑顔も好き。
・「私はこっちがいい」と言ってシルフィのフィギュアをもっているのはあれですか? 正妻ポジが欲しいみたいな隠喩? 考えすぎ?
そして、ギレーヌの指輪を喜ぶのはなぜだろう? 冒険者を感じるから? ちょっと理由としては弱い気がする。
・赤い月が出てくるところ、純異世界転生ファンタジーから流れ変わったなという感じある。
あと、この塔がエンディング第1カットの場所だろうか。
第8話 ターニングポイント1
・開幕の毛。ルディの成長を感じさせる高尚な下ネタ、と受け取ればいいか。
・道の真ん中の溝に雨水が集まって流れる構造、なんていうのか分からないけど雰囲気があって好き。
・ルディに内緒での準備をルディが覗いているとき、ギレーヌもまたこちらを覗いていっる。という感じがするのだけれど、さてはばれてる?
・壁打ちしているのなんだろうと思って調べたのだけれど、ジュ・ド・ポームとやらは違いそうだよな。ルディが持ってるのはラケットというよりクリケットバットっぽい。
・ルディの名演はあれど、こうもみんな痛ましそうな顔をしてくれるとルディの獲得した人望を感じられて良い。2話の誕生日も温かかったし、特に5年毎に祝うという文化が誕生日パーティをより重くしている気がする。
・母娘揃ってツンデレですか。さいですか。
・ロキシーの杖のデザインが飛び切り好きなのだけど、アクア・ハーティアも負けず劣らず好き。
・「え?(理性蒸発)」
・まあ、魔物の活発化は赤い月と関係がある感じがするけれどどうだろう。そして新キャラの連続なわけだが、両極端な演出で強キャラ感を出しているのさりげなく巧い。
・ラノベ読み的に、久々のキュムロニンバスを使うルディと、想像以上の規模に驚くエリス、ギレーヌはかなり見たかったのだが、当分のお預けを食らってしまった。
以上、5~8話の感想でした。またAmazon Primeに12話が配信されたころに9~12話の感想を書こうと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
それではまた。
アニメ『無職転生』1~4話【リアルタイム感想ツイート群風感想】
アニメ『無職転生』があまりに面白く、こうして1か月ぶりに筆を執らされました。
「リアルタイム感想ツイート群」とは何ぞやという話ですが、Twitterで原作者や視聴者がアニメ放送と並行してよく実況・感想をつぶやいているあれです。造語です、多分。今回、2周目の視聴と同時にあれをする気分で、書いてみました。(この前書きはまだ違いますよ)
つまり、ブログ記事でありながら、まとまった文章ではなくツイートの気分くらいで書いて、そして読んでもらおうという試みです。
因みに、2周目を視聴しつつ書いているといっても、毎話、以降の話のネタバレになるようなことは書かないので、ご安心を。
最新話まで視聴済みの方はもちろん、途中までしか見てないという方もそこまで読んでくれればうれしいですし、未視聴の方、2周目を見ようという方が都度読みに来てくれたりしたら(そんな七面倒くさいことはしないか)最高にうれしいですね。
第1話 無職転生
・まず注目は窓ガラス。クラウンガラスという14世紀に発明されたものだそう。(調べた)
中世ヨーロッパ的世界観のファンタジーというのは、中世ヨーロッパではないのだから「当時の技術で○○があるのはおかしい」といった非難はお門違いだと思うけれど、逆に細部の再現にまで気が配られているのが感じられればそれはただただ凄いなと思わされる。
・視聴者視点では分かっていることだけれど、
ガス・電気なし、剣の素振りをしていて現代らしくない印象 → ヒーリング →「ここは地球ではない、別の世界だ。剣と魔法の世界だ」→ 空飛ぶウサギのような明らかな異世界の生き物へズームイン
この流れの、ルディとともに「ここは異世界」だと再認識するようなワクワク感が好き。
・体内での魔力の移動のような、概念的なことの可視化がすごく良いし、効果音も相まって魔法の描写への本気を感じる。
・「使えば使うだけ(後略)」が視覚的にも時間経過と水の玉の数で表現されてるの好き。
・詠唱の仕組みについての思案を見ていて思ったのだけれど、実際に口にしているわけではない内心のセリフも、前世の男が別のCVとして存在しているおかげで語りすぎてる感が出ず自然になっている気がする。
・予期せぬ規模の魔法を使ってしまうの、お約束だけどやっぱり好き。
・馬車から降りたロキシーが腰をたたく描写。ナレーションからの完璧なタイミングで映し明かされるロキシーの顔。そして、駄々洩れる本音。
・正直下ネタがきついのは確かにそうだと思うけど、詠唱を端折ってしまうというわざとらしくないわざとな描写を生み出す下ネタが良い。
・大局での面白さに至るまでにも定期的に即時的な面白さをくれると大変助かるわけだけど、気持ち悪いそれも気持ち悪くないそれもめちゃくちゃ巧い。
・クサイ自覚があるけど、本気で生きていく力を少し分けてもらえている気がする。
第2話 師匠
・夜の座学でのこのノート的何か、蝋板というそう。(中世ヨーロッパの実態botさんのツイートで知りました)そして尖筆の反対側のヘラで削って消せるのだとか。芸が細かい。
・しこしこ言うな。
・外界が怖いルディと飛び出してほしいロキシー。無言の問答。
・手を突き出し、念じ、何も起こせない。無言のシーンなのに無言のシーンだからより辛い。そういえば、これが初めてルディ視点から離れたシーンだろうか。
・誕生日を毎年は祝わないだとか、初級魔術を使えるようになった生徒に杖を送るだとか、この世界ではない慣習を見せつけられると、異世界の雰囲気が香って好き。
・前世の話、前世の男のビジュアルもあって見ていて気持ちのいいものではないけどやはり好きだよ。これがなきゃ「本気」という言葉が真に「本気」にならない。
・ロキシーの温かさと、前世とのある種の決別のようなものを感じる良いシーンなのに、「これはまさか、葡萄踏み!?」とか思って都度調べてしまう。
・「たった2年で村に馴染んでいる。髪のことで偏見もあっただろうに」の師匠はやはり師匠という感じ。
・長文の詠唱が始まり、風は荒れ始め、音楽とともに高まり続ける予感の中の、「嗚呼雨よ」の詠唱文の一節があまりに好きなセンスだし、ロキシーは実力もやはり師匠で良いんだと納得させてくれる。
・ルディのキュムロニンバスの後の会話、互いに互いの力を分かっていてこの時のことをしっかりと考え、各々真摯に向き合ってきたのだろうなとまで感じさせられる。
・躊躇うなロキシー、やめるなロキシー、撫でていいんだ。まごうことなく君は立派な師匠なのだから。
そして、音楽、朝日、滲む涙。完璧が過ぎる。
第3話 友達
・「僕たちは今日から友達さ」はだいぶ前世の男からルーデウス・グレイラッドに変化してきた感がある。なお、直後の内心……といった感じではあるが。
・パウロも父親として焦ってるんだよな。
・これは断じて批判ではないしこのシーンが嫌いというわけでもないと思う。ただ、このシーンが今のところ一番きつい。主人公が理不尽に正義を振りかざすカタルシス的展開だけれど、その相手がパウロというこれまで視聴者が悪印象を持ってこなかった人間だからかな。
・キービジュにもなってた麦(の類の)畑の解放感最高に好き。
・雨が降り出して本どうするんだろう?と思ったら服の中に入れて守ってる。地味に共感ポイント。ほんの一瞬のカットだけど芸が細かい。
・「隙ありっ」のやると思った感は異常。出会いのシーンからこれ勘違いしてるパターンだと思わされるのと合わせて、こういう丁寧な振りが快適な視聴につながっているのだろうか。
・今度の叱責というかはパウロが父親しててなんとなしに嬉しくなってしまう。勘違いに気づかず勘違いしているが。
・対異性の振る舞いをにやつきながら教授する時が、一番パウロが父親してる時かもしれない。結局ルディはうまくできていないし、それとは無関係にシルフィは歩み寄ってくれただろうけども。
第4話 緊急家族会議
・初手からぶっこんでくる。
・この件について何を言えばいいかわからないから話を逸らすと、家の中で蠟燭で明かりをとっているこのオレンジがかった色味が好き。
・これ3話で始め言い訳を聞いてもらえなかった分、ゼニスを誘導しつつやり返してたりする? 深読みしすぎか、陰湿だし。
・酷
・「むしろ今までよく耐えたと思う」の是非
・ルディの行動、良くも悪くも悪くも年不相応だから、そりゃそう思うよなという話ではある。1話でもかなり表情に出てた。
ゼニスもそう思いそうなものだけれど、やはりメイドに任せる部分が大きいからだろうか。メイドという職の何たるかはよく知らないのだが。
・ろくでもねぇ父親とろくでもねぇ息子の話。
・今更気づいたけど、この4話を語るにはあまりに人世経験が足りない。パウロとゼニス、リーリャに関しても、ルディとシルフィに関しても。
・「ちょっと魔法ができるからといって(後略)」がラノベ的に少々鼻につく言い回しなわけだが、過小評価してるわけじゃないんだろな、多分……。パウロは強い。
・2話の時点で後々のラノア魔法大学編を匂わせ、今回で、次回からラノア魔法大学編が始まるのかなと思わせてからのこの展開。つくづく巧いよな、やっぱり。
以上、1~4話の感想でした。この新たな試み、特に1~4話は放送から時間が経っていてどのシーンを指しているか分かりづらかったかもしれません。
しかし、それでも、そうでなくとも、最後まで読んでくださったあなたに最大限の感謝を。
それではまた。
【感想】りゅうおうのおしごと!14
それはきっと、本気になったから。
『りゅうおうのおしごと!14』
著:白鳥史郎 イラスト:しらび
の感想です。
一か月以上ぶりの更新になってしまいました……。
そして、我がことながら語り口が安定しないブログですが悪しからず。
ではでは、以後ネタバレありなのでご注意を。
- 序盤から泣かされかけたのだが?という話
- こわい
- ○○○○○の手番
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